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リビルトブレーキ部品

Rebuiltbrake

ローター研磨

「ローター研磨なんてどこでもできる」、そう思っている方、正解です。
整備工場や加工業者などでは、ローター加工の専用機を持っているところもありますので、お近くでも施工可能なところはあると思います。
一方で、「ローター加工はもうコリゴリ」と思っている方も結構お見えになるのはご存知でしょうか?
残念ながら、すべての整備工場や加工業者がローター研磨の重要性を本当に理解しているとは言い難く、業者によっては十分な加工精度が出ていないことがあり、ローター研磨の結果ブレーキフィーリングが悪化したということが実際にあるのです。

一般的に、ローターの平行度、平面度は0.05mm以内でないとドライバーが体感できると言うほど、その平行や平面が重要です。よりスピードの高いサーキット走行や、緻密なコントロール性を求めるモータースポーツでは、もっともっと高い精度で研磨する必要があります。

一般的には、車両からブレーキローターを外さず研磨可能なローター研磨専用機、ローターを外して施工するローター研磨専用機、汎用の旋盤などで研磨加工を行いますが、ローター研磨だけのために簡素化された機械より、オーバースペックであっても、 機械自体の剛性が高い大型の旋盤で加工した方が良いと考えています。
当社では、ワークのしっかりとした旋盤をローター研磨専用機にチューニングすることで、高精度を実現しています。

フライホイル研磨

商用車・大型車を中心に燃費性能の良さなどから、マニュアルミッション車は今でも広く普及しています。
エンジンの動力を伝えるクラッチ部品の中に、ブレーキと同じ素材の摩擦材が使われています。
クラッチディスクと言われる円盤状の部品です。
この摩擦材が擦り減ると、スムーズに動力の伝達が行われなくなります。「クラッチが滑る」という現象です。
この場合は、クラッチディスクを新品に交換するとともに、フライホイルの摺動面を研磨することで、より効率的な動力伝達が甦ります。

ただし、厳しい環境で酷使されるフライホイルには、必ず熱変性の跡(ヒートスポット)がありますので、弊社では砥石をかけて平面度を出しています。
クラッチカバーのプレッシャープレートにも同様の処置をしております。

レコード盤摩耗

ブレーキローターの回転方向に無数の筋傷が入ることを、一般的にその見た目から、「レコード盤摩耗」と言います。これは、使用しているブレーキパッドが適切な条件で使えていなかったりパッド自体に問題があったり、キャリパーの作動不良などが最も多い原因です。

こうなってしまうと、正常な摩擦は望めず、同時に直径方向にも凸凹やテーパーが発生しています。
また、一度レコード盤になってしまえば、新品のブレーキパッドに交換しても、ブレーキの圧力は均一に掛かりませんし、平面度はめちゃくちゃですので、ペダルタッチも改善しません。ブレーキパッドの早期摩耗の原因にもなります。
この例では、摩耗が酷く弁当箱状凹にも摩耗しちゃってますね…。

そのまま使用を続ければ程度はドンドン酷くなっていき、あまりに程度が酷くなると、ブレーキパッドは使用不可、ブレーキローターも研磨ができないほど深く傷ついてしまうことがありますので、早めの研磨がオススメです。
早期発見して研磨メンテナンスをすることで、ブレーキパッドの交換を回避することもできますし、ブレーキの効きやタッチ、コントロール性の改善にもなります。

ローターの摩耗限界(研磨限界)

ブレーキローターには摩耗限界、または研磨限界があります。これは、これ以上摩耗、あるいは研磨した場合は危険ですよ。というメーカー側からの数値です。
ローター自体の強度や熱容量なども検証されて、この限界数値が決められていますが、根本の部分はもっと簡単で、かつ重要です。

この数値より摩耗、または研磨によって薄くなった場合に、ブレーキパッドがフル摩耗する(なくなってしまう)と、キャリパーのピストンが脱落してしまいますよ。という数値です。中古販売または研磨をする際はこの数値を必ず守りましょう。

その他の症状

ブレーキキャリパー

  • BEFORE

  • AFTER

車両から取り外してみると、ブレーキキャリパーは錆でひどく劣化してます。
内部では、ブーツやシールなどのゴム部品が劣化し、水分の侵入でピストンやスライドピンが錆び、動きが鈍くなっています。
ブレーキキャリパーをこの状態のままで使用していると、戻り不良やブレーキの引きずりを起し、制動力が低下して危険な状態になります。
太洋ブレーキ商工では、専門的な技術や設備を活かし、リーズナブルな価格で新品同様の性能を回復させます。
※キャリパーによりリビルト価格が異なります。

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